タキカワカイギュウ(滝川海牛)

1980年の8月に北海道滝川市を流れる空知川から化石が発見された瞬間だった。

掘り出しから組立作業まで滝川市民の手によって、約5年の歳月をかけて復元された。

そんなタキカワカイギュウの指の骨は、同じ絶滅動物のステラーカイギュウよりは退化していた。

寒冷に適応したカイギュウ(海牛)が、日本で独自進化したことを証明した貴重な化石は、1984年に北海道の天然記念物に指定されたのでした。

同じカイギュウの、絶滅したステラーカイギュウや絶滅危惧種のジュゴンマナティとは別の進化をしたのがタキカワカイギュウなのだ。


 

500万年前に生息(絶滅年代は不明)

種類・海牛目

主食・海藻。

大きさ・体長約8m、体重約4トン(初めて発見された化石からの推測)

生息地・北海道。入り江や海岸近くに生息していた

 

※立体の大きさはこれです!