北アメリカの頂点に君臨していたのがサーベルタイガー。
そして、南アメリカの頂点に君臨していたのがこのティラコスミルスなのだ!
超有名なサーベルタイガーと同じキバを持つが、こいつはまったく無名だ。
サーベルタイガー↓
怖そうな風貌だけど、コアラやカンガルーと同じ、お腹の袋で子育てをする有袋類なのだ。
大好物は肉。
狩りをする時は、最大の武器であるキバを使いこなすために口を120度も開いたそうだ。
さらに、キバは一生伸び続ける無根歯だったために、もし折れたとしても深刻な問題ではなかった。
下アゴのたるみは無限歯を収納するために進化したのだろう。
最終的には北アメリカのサーベルタイガーが南アメリカに侵攻!
サーベルタイガーよりも体が小さいティラコスミルスは生存競争に敗北して絶滅したのだった。
中新世後期から鮮新世後期 700万年前~300万年前に生息。
種類・有袋上目 ティラコスミルス科
食べ物・肉
大きさ・全長約1.2m ~ 1.7m、頭骨長約20 ~23cm
生息地・南アメリカ