ヤベオオツノジカ

ヤベオオツニジカを知ってる人は、ほとんどいないと思う。

ヤベオオツニジカは、古代の日本の大型シカなのです。

 

1万2000年前の寒冷気候の時期に、同期でもあるナウマンゾウと共に激減!

 

絶滅には2つの説がある。

ひとつは、全世界的にマンモスなど大型哺乳類が絶滅した同じ時期に、オオツノジカも姿を消してしまったという説。

もうひとつは、少数が黒海周辺で生き延びて、紀元前500年頃絶滅したという説がある。

どっちにしても絶滅したわけだけど、人間が少なからず関与していた証拠が岩手県花泉遺跡と長野県野尻湖の立ヶ鼻遺跡から発見された化石から解っているのだ。

例えば、1973年に長野県からでた足の化石には、骨を削って作られた錐のような物も発見されたりしている。

 

角は大きかった。

角は、果てしなく大きくなったそうだ。

 

基本的な大きさは、今のニホンジカの3倍位の大きさ。

角の先端までの高さが2.5mもあった。

その角の形は、人間の手の平のような形をした角だったそうだ。

 

そんな、変わった角の化石が発見された時、ナウマンゾウのキバと一緒だったそうだ。

その並びの状態がいい感じで、「月と星」と呼ばれたのだった。

 

バイバイ、ヤベオオツニジカ!


 

約15万年から1万年前に生息

種類・偶蹄目 シカ科

大きさ・ニホンジカの約3倍の大きさで、角の先端までの高さが2・5m

 

生息地・北海道と琉球列島をのぞく日本各地に生活していた。ヤベオオツノジカはナウマンゾウと同じような環境の所に生活していた、それは化石の発掘地で解ったのだ。