棲家は地面に落ちたヤシの枯葉だ。
用心深く、人間を見るとすぐに逃げ出す臆病者だった。
人に危害はいっさい加えない小さなボア、もちろん毒も無し。
しかし、ヨーロッパからの移民たちは、このボリエリアボアを「憎むべき悪魔と」言った。
なぜならば信心深いキリスト教徒の旧約聖書にかかれているヘビは、最初の人間アダムとイブを堕落させた動物としてかかれているためだ。
そのため嫌われ大量に狩られ殺されたのだった。
さらに移民たちは、居住地や農園をつくるために島中の木を大量に伐採!
そのため島をとおるサイクロンの防風林になっていた木が無くなり、ボリエリボアが巣にしていたヤシの枯れ葉も吹き飛ばされてしまったのだ。
棲む場所を奪われ、悪魔にされた臆病者のボア。
もともと数が少なかったので地球上から姿を消すのは早かった。
1974年に絶滅
種類・有鱗目(ゆうりんもく) ボア科
食べ物・トカゲや昆虫
大きさ・1メートル。ボアの仲間では最小。
生息地・ラウンド島(モーリシャス)