1970年に絶滅したと思われていたが、2001年にセブ島で、2003年にはネグロス島で再発見されたコウモリ。
絶滅したと思われていた絶滅の原因はこれ。
昔のフィリピンの人々は、トゲのあるツタや釣り糸で、ネグロスケナシフルーツコウモリを捕まえて食物にしていた。
だけど、島の生態系を壊すほどではなかった。
ネグロスケナシフルーツコウモリの最大の不運は、ウンコの中に爆薬の原料になる『ニトログリセリン 』が含まれていた事だった。
人々はウンコを求めて洞窟を荒らしまわったのだ。
捕獲されたネグロスケナシフルーツコウモリの肉は、農場の労働者たちの食料にされた。
爆薬と食料の目的で1981年までに絶滅してしまったと思われたのだ。
そして、20年後に再発見されたのでした。
生息数は不明。
種類・翼手目 オオコウモリ科
食べ物・果物や蜜
大きさ・全長約20cm
生息地・フィリピンのネグロス島、セブ島の海抜200mの森林地帯に生息。