バルバドスアライグマ

昭和のアニメ「あらいぐまラスカル」で人気者だったアライグマ、今では日本の侵略的外来種ワースト100に指定される生き物になってしまった今日この頃。

日本では極めて知名度が低いバルバドス島、そこに棲んでいたアライグマがバルバドスアライグマだ。

1750年には島の人口が増えていくとゴミも増えて、簡単に食料が手に入る人間のゴミをあさり始めたのだ。

農作物にもてを出して獣害に指定。懸賞金が付けられて数が激減する。

19世紀~20世紀には国際的に毛皮貿易が発達すると、バルバドスアライグマの毛皮は美しく、暖かく、そして珍しい模様で高値がつく。

また、カワイイビュジュアルが逆に災いして、ペットとしても大量に捕獲された。

最終的には狂犬病などの伝染病が発病!

数々の不幸が重なりバルバドスアライグマは絶滅の道をたどったのだった。


種類・食肉目 アライグマ科

食べ物・蛙、ザリガニ、魚、鳥、卵、果物、木の実、トウモロコシは大好き

大きさ・北アメリカのアライグマよりすこし小さい。アメリカアライグマは体長55cm、尾長25cm、体重5~8kg。

 

生息地・カリブ海、西インド諸島の東にある小さい島で、独立国家のバルバドス。