アジアで最長の川長江(揚子江)に棲んでいたカワイルカだ。
約2,500万年前に存在が確認されていたほど
川の大御所だったのだ。
地元の村人からは
「長江の女神」の愛称で呼ばれ愛されていたそうだ。
ヨウスコウカワイルカを漢字で書くと
『揚子江河海豚』になるそうだ
ちょっと可愛い。
そんなヨウスコウカワイルカ・・・
ダム建設などで近年では数を減らし続けていた。
とうとう2006年 に 1頭も確認ができず『機能的絶滅』が宣言されたのでした。
『機能的絶滅』とは
個体数の維持・回復能力を失った種。
ようするに完全に地球上から消えるのも時間の問題と言う事。
あまりにもデカい川だけに
どこか隅っこで群れを成して生きていないかという
希望を捨てきれないでもない。
ただ人間の前には二度と姿は現さないほうが良いだろう。
さよなら 揚子江河海豚。
追加情報!
2002年以降目撃されていなかったけど
2016年10月4日に保護活動家のソン・チ氏が目撃したそうだ。
2006年に絶滅
種類・ハクジラ亜目 ヨウスコウカワイルカ科
大きさ・体長約2.7m
生息地・中国、揚子江(長江)