長らく絶滅したと思われていた手足の長いサル。
つい最近になって極めて少数だけどパナマ共和国のアスエロ半島で生き残っている事が確認された。
手の指は4本で親指がない、その手でほかのサルと同じように果実や木の葉、鳥の卵、花の蜜などを食べていた。
シッポの先は毛が無く滑りにくいので巻きつけるには便利だった。
1960年代は生態実験用のサルだったくらい数的には多くいて、動物園でも人気は高かったそうだ 。
昔の記録だと、先住民はペットにしたり毒矢で殺して食料にもしたそうだ。
シッポの先は毛が無く滑りにくいので木に居る所を毒矢で撃たれてもぶら下がったまま死んでいたサルもいたらしい。
絶滅したと思われるくらい何で激減したかと言うと・・・
棲んでいた熱帯林が輸出用の木材確保のために大量に伐採。
さらに自動車道路がつくられて棲家を無くしたのだ。
アスエロチュウベイクモザルの戦いはまだまだつづく。
霊長目 オマキザル科
生息地・パナマ共和国のパナマ運河の西南約200kmにあるアスエロ半島