厳しい斜面がたくさんある森林に棲んでいたコーカサス地方のバイソン。
1~2年間の春の季節に1頭の赤ちゃんを出産、出産率は低かった。
それも絶滅の原因だったのかもしれない。
第1次世界大戦に出兵したコサック兵やポーランド兵はコーカサスバイソンの肉を食用にした。
こうして、革命1年後の1918年には、わずか200頭までに減少してしまう。
1921年までには、兵隊がマシンガンで、ほとんどのコーカサスバイソンを射殺。
最後の1頭は、「コーカサス」と言う名前で動物商のもとで飼育されていた。
しかし、1925年2月26日に死んでしまう。
コーカサスバイソンも地球上から消えたのだった。
種類・偶蹄目 ウシ科
食べ物・森の草、シダ、樹皮、木の実など
大きさ・体長3.4m(尾の長さは含まない)、体高2m、体重は1tを超えるものもいた。
生息地・ポーランドとロシア国境のビャロビエジャの森と、ロシアのコーカサス地方