キタタキ

日本のキツツキ科は11種類。その中でもっとも大きかったの全長46cmのキタタキ君なのだ。

その貴重性から、1923年に天然記念物に指定されたのだった。

1920年に2羽が確認されたのが、まさかの最後だった。

記録上では、絶滅してから天然記念物になった事になるのだ。

そんな貴重なキタタキがなんで絶滅したかと言うと、

明治時代から大正時代にかけて、個体数も少なく貴重な珍種という理由で、はく製標本用として乱獲されたのだ。

そしてはく製は、研究用に海外へ輸出されたそうだ。

さらに、棲むのに大きな木が必要なキツツキ科にとっては、生息地である対馬北部御岳の森林伐採は、致命的だったようだ。

そして、1920年に絶滅したのでした。


 

種類・キツツキ目 キツツキ科

食べ物・木の中に隠れている昆虫の幼虫が好物だった。

大きさ・全長46cm、翼の長さ24~25cm、尾の長さ17~19cm

 

生息地・日本の長崎県の対馬北部の御岳や朝鮮半島