ホッキョクグマ

 

北極に棲んでいる地上最大の肉食獣。

北の巨大生物も、今じゃ地球温暖化のシンボル的な存在に。

ホッキョクグマと呼ばれるよりシロクマ、さらに君を付けてシロクマ君を呼ばれる場合が多い。

メスでもシロクマ君だ。

体がデカいわりにはカワイイ系キャラで商品化になる事もたびたび。

不変的な人気者と言ってもいいだろう。

そんな人気者でも暗の側面があるのだ。

オスのホッキョクグマは、将来的に自分の敵になるかもしれない血の通わない子供のホッキョクグマを殺して食べてしまうのだ。

そんなワイルド系なシロクマ君も地球温暖化の影響で大きな悩みを抱えている。

ひとつは、海面の氷が早く解けてしまいエサのアザラシを捕食する期間が短くなってるのだ。

そのためにホッキョクグマの体重は20年前と比べて15%軽くなり子育てや越冬に影響が出ているのだ。

もうひとつは、北上してきたヒグマとホッキョクグマの生息域が重なり「ハイブリッド」と呼ばれる交配種が確認され始めているのだ。

体の色はホッキョクグマの白で、肩の盛り上がりとツメの長さはヒグマだと言う。

生態系の完全な崩壊だ。

 

ホッキョクヒグマの戦いはまだまだつづく・・・


 

哺乳綱食肉目クマ科

オスは体長220~280cmで体重250~500kg。メスは一回りこぶり体長180~250cmで体重100~300kg

 

生息地・北極周辺