シロナガスクジラ

 

クイズの問題にならないくらい、動物界では一番デカイ事が知れわたっている超巨大生物。

その巨大な体から発する大きな鳴き声をもまた凄いのだ。

180ホンを超えて、150km以上先の相手に聞こえる音量は動物の中でもこれまた一番だ。

今は、世界中の海で回遊しているけど、その昔は、日本沿岸の熊野灘、土佐湾、日向灘などでは、個体群が存在していたそうだ。

体長20~30m、体重100~200tで地球上で一番デカイ。

上野にある東京国立科学博物館の入り口横にいるクジラはシロナガスクジラの等身大。

ちょっと湾曲ぎみのために、いまいち大きさを感じないけど、立ち位置によってはド迫力!!

 

そんなシロナガスクジラの最大の悩みだったのが捕鯨だ。

シロナガスクジラはあまりにも巨大で高速なため捕獲が困難で、捕鯨の対象では無かった。

19世紀以降は、大型・高速の捕鯨船が導入された近代捕鯨が始まると捕獲対象となり激減。

1954年には国際捕鯨委員会で正式に捕獲停止が決定された。

現在は全世界中で捕鯨禁止。

他のクジラも、調査捕鯨などを除いた捕鯨は基本的には全面停止の状況だ。

「頭の良いクジラを殺すのはヒドイ」「捕獲しないからクジラが増えすぎる」「捕鯨は我が国の古くからの文化だ」「漁の方法に問題がある」「おたくらも昔はさんざん獲っていたじゃないか」。

などなど捕鯨問題は、一部の国の問題ではなく世界の問題になっている今日この頃。

そして、その問題の中心にいるのが日本人なのです。

ロナガスクジラの戦いはまだまだ続く・・・


 

種類・クジラ目 ナガスクジラ科

食べ物・オキアミ

大きさ・体長20~30m、体重100~200t

生息地・世界の海