ニューイングランドソウゲンライチョウ

ヨーロッパで宗教迫害を受けて新大陸に逃れてきたピューリタンたちは、ソウゲンライチョウが無数にいると思い食用に獲りまくった 。

鳥たちは銃で撃ち殺され、巣ごもりしている親子を狙うこともあったそうだ。

1791年、自然保護に理解がある政治家が禁猟シーズンを設ける事を訴えたが相手にされなかった。

1870年頃には、「マーサのぶどう園」といわれる小さな島の林に、わずか約200羽しかいなくなってしまったのでした。

ようやく島は、保護区になり1916年には約2.000羽まで回復。

しかし、その林で火災が発生!

巣ごもりしていたソウゲンライチョウは105羽になってしまう。

火災の中でもメスは卵から離れる事は無かったそうだ。

その後なんとか600羽まで回復。

災難は続く。人間によって島に持ち込まれた七面鳥が、鳥の伝染病でもある黒頭病を持ち込んでしまう。

ソウゲンライチョウは伝染病でバッタバッタと死亡。

1932年3月11日、8歳のオスが死んだ。

そして地球上からソウゲンライチョウは、永遠に地球から消えてしまったのだった。


 

種類・キジ目キジ科

食べ物・木の実、果実、クローバー、木の葉

大きさ・体重は900g

 

生息地・米国東部のニューイングランド地方