ケブカサイ

厳しい寒気の平原に棲んでいたけど、全然平気!

なぜなら、暗赤褐色の長い毛が体全体を覆っていたからだ。

耳も寒さに対応したのか、小さかった。

同時期には、氷河期の大スター!ケナガマンモスが存在していたけど、同じモジャモジャ仲間なのにこちらのモジャモジャは知名度がゼロだ。

 

しかし、当時の人間であるクロマニヨン人やネアンデルタール人の生活には、密着していた生き物だったようだ。その証拠に、洞窟の壁画に残されているのだ。

クロマニヨン人やネアンデルタール人は、手当たり次第に獲物を捕獲した事で知られている。

特にケブカサイやケナガマンモスなどような大型の動物は、集団全体に食料がいきわたるため、根こそぎ狩られていたと考えられている。

さらに、1mを越す巨大な角や、防寒に適していた毛皮を持つケブカサイは最高の獲物だったようだ。

原始人との戦い敗れた多毛サイは、2万5000年前に絶滅した。


 

種類・奇蹄目サイ科

食べ物・ツンドラでの生活に適応しているため、ひづめや角なので雪をかき草を食べていた。

大きさ・体長4m・肩高1.6m

生息地・ヨーロッパ・アジア北部のツンドラ地帯に住んでいた。