ハシボソハゲワシの大好物は腐った肉。

そんな動物は腐肉食動物って呼ばれてます。

腐肉食動物が動物の死骸を食べてくれるおかげで、

有機物の分解・再利用を助けて

生態系の維持に不可欠で重要な役割を果たしているのだ。

そんな自然界では重要なポストにあるハゲワシが激減！

そのために腐った肉が自然界に放置！

放置された腐肉をエサに野良犬が増加！

野良犬は狂犬病などを持っており

人間界にとっては脅威になっているそうだ。

インド、バングラデッシュに棲んでいるハシボソハゲワシは

1990年代後半に生息数の99％が消滅。

なぜ大激減したかと言うと

家畜に投薬したジクロフェナク（抗炎症薬）が原因なのだそうだ。

投薬された家畜を食べると、

ハゲワシは肝不全を起こして死ぬのだ。

アフリカのハゲワシはさらに危機的な状況にある。

田畑の害虫を防ぐためにばらまいた毒性の強い農薬で

ハゲワシが追い詰められているのだ。

さらに最近では、

象牙を狙う密猟者がハゲワシを殺しているのだ。

密猟したゾウに殺傷能力が高い毒薬を振りかけるそうだ

毒薬をかけられたゾウをハゲワシが食べて

毒殺完了！

毒殺の数がエグイ

例えば・・・

2012年7月、ジンバブエの国立公園で191羽のハゲワシを毒殺。

2013年、ナミビアで同じ様に約500羽を毒殺。

なぜ密猟者がハゲワシを大量に殺すのか？

その訳が衝撃的だ！

死んだゾウの上をハゲワシが飛ぶと公園の管理者に見つかるから毒殺するのだそうだ。

密猟に毒殺、正しい事がひとつも無い事が今もおこなわれているのだ。

アフリカには11種のハゲワシがいたけど

クロハゲワシはすでに絶滅。

7種類のハゲワシが絶滅危惧種に指定されている。

ハゲワシの未来は本当に暗い。

ハシボソハゲワシの戦いはまだまだ続く。

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種類・タカ科

食べ物・腐肉

生息地・インド、バングラデッシュ