1910年に絶滅動物に指定される。
94年後・・・
2004年にナミビア北部のエトーシャ塩湖周辺で再発見!
見事に絶滅危惧種に返り咲いたのでした。
シマウマは分類学的にはロバにちかい生き物だがバーチェルサバンナシマウマはウマにちかいのだ。
なんといっても特徴的なのが小さな耳の間にかけて背中にある美しいたて髪だ。
シマウマの仲間の中ではもっとも華麗なシマウマと評判なのだ!
行動するときはヌーとダチョウと一緒に行動していた。
肉食動物から身を守るためヌーのニオイをかぎつける鼻とダチョウの視力のいい目とバーチェルサバンナシマウマのよく聞こえる耳で助け合いながら生活しているのだ。
なぜ、一度は絶滅まで追い込まれたのか・・・
1800年代の南アフリカでは、ヨーロッパの移民であるボーア人がバーチェルサバンナシマウマの群れごと遠慮なしに撃ち殺した。
肉はアフリカ人食べて、美しい毛皮は加工されてヨーロッパへ渡った。
1850年には皮なめしの新技術が開発されるとシマウマに対しての大量捕獲が盛んになる。
そして、1870年には野生が絶滅。
1910年には、動物園で飼われていたバーチェルサバンナシマウマが死んで地球上から消えてしまったと思われたのだ。
人間が銃を手にしてからの動物の絶滅は異常なほど増えたそうだ。
さらに保護しようとする意識が無ければ殺したい放題。
動物にとっては恐怖の時代だったろう。
2004年に再発見されたが発見されないままいたほうがバーチェルサバンナシマウマにとっては幸わせだったかもしれない。
バーチェルサバンナシマウマの戦いはまだまだつづく。
奇蹄目ウマ科
大きさ・体長2.5メートル、肩までの高さは1.5メートル。
生息地・南アフリカのサバンナ。