ポルトガルアイベックス

ポルトガルアイベックスは人間にとって最高に便利でお得な動物だった。

巨大なツノは、はく製として高級壁飾りなった。

さらに、美しい音色を出す笛にもなった。

皮は、防寒用の衣類に変身。

肉は、食料にされた。

そして絶滅の最大の原因となったのは、胃の中の結石だった。

結石はあらゆる種類の解毒剤として旅の携帯薬として珍重された。

この貴重な薬を作るためにポルトガルアイベックスはかたっぱしから撃ち殺されたのだった。

角が目的のハンターはオスだけを狙ったけど、薬目当てだとオス、メス関係なく無差別に狩られた。

未確認の目撃情報もたびたびあったけど、1900年には誰も目撃したと言う人はいなくなった。

そして、1900年に絶滅したのでした。


 

種類・偶蹄目 ウシ科

食べ物・木の根、木の葉など

大きさ・頭胴長115cm、肩高80cm、体重100kg

 

生息地・ポルトガルからスペインの山中に生息。