今さら説明するまでもない動物界の頂点に君臨する超人気者で世界的スーパースターのクマ。
数え切れないほどの商品化やTV番組化になり、その魅力は赤ちゃんからご老人まで支持幅は脅威的でもある。
そして、アフリカに棲んでいる「コビトカバ」、「オカピ」とともに世界三大珍獣のひとつに名を連ねる珍獣。
そんな珍獣パンダ君は国家的規模の保護を受けて80年代後半よりも約40%も数を増やしているのだ。
世界的な超人気者ゆえに中国は「友好の使者」として外国に贈りまくったのだ。
その数は、過去70年間で16の国と地域に、約70頭。
そんな中国の外交政策「パンダ外交」呼んでいる。
日本にパンダがやって来たのもまさにパンダ外交だった。
第65代内閣総理大臣田中角栄による最大の政治的業績と呼べる日中国交回復の絡みで、1972年に中国から上野動物園にカンカン、ランランがやって来た。
子供だった私は、双子歌手のリンリン、ランランとごっちゃになりつつも、その模様をテレビで見て愕然としたもんだ。
当時、うちには扇風機しかなかったのに中国から来た白黒のクマはクーラー(空調)付きの部屋でゴロ寝を決めていたのだ。
このクマって本当に凄いんだなって実感したのを憶えている。
もうひとつ憶えているのが、この時に日本からお礼にニホンカモシカを中国に贈呈!
ニホンカモシカも貴重だけど子供心に得した気分だったのも憶えている。
っで、現在(2015)日本に棲んでいるパンダは、東京・上野動物園の2頭、兵庫・神戸市立王子動物園の1頭、和歌山県・アドベンチャーワールドの7頭で合計10頭が棲んでいるのです。
それにしても和歌山県・アドベンチャーワールドの繁殖実績は凄い!。
ちなみに、中国からのパンダのレンタル料は年間1億円。
今いるパンダはディスカウトプリーズで年間8000万円だそうだ。
さらにパンダの子供が生まれると1頭につき7000万ほどの追加費用が発生するらしい。
東日本大震災後に起きたパンダ騒動も数億円規模だったしね。(金額はレートによって変動あり)
パンダの戦いはまだまだ続く。。。再見!
種類・ネコ目(食肉目)クマ科
食べ物・草
大きさ・体長約120~150cm、立つと170cm程度になる。オスの体重は約100-150キログラム、メスは約80- 120kg。
生息地・だだっ広い中国の四川省、陝西省の狭い地域に棲んでいる。