クアッガ

シマウマとウマ(ロバ)が合体したような不思議な生き物。

鳴き声が「クアッハ!クアッハ!」って聞こえたからクアッガになったそうだ。

立体は目がクリクリしていて可愛いけど、実際はかなり獰猛(どうもう)で神経質だったそうだ。

1800年頃までは、南アフリカのケープタウン近郊でもよく目撃されたてたという記録がある。

クアッガの最大の敵は、移住してきたボーア人だった。

ボーア人は、クアッガの肉は食べなかった、肉は農場で働く原住民の人夫用の食料になり、丈夫で軽い皮は食料と穀物を入れる袋になったのだった。

1850年頃には、珍しい毛皮に高値が付いた。

ボーア人が奥地に進んだ幌馬車(ほろばしゃ)の跡には、皮を剥がされ、肉を削がれたクアッガの死体が大量に並ぶような残忍な光景がみられたそうだ。

数が激減して、貴重な生き物なったら動物園で人気者になったり、ロンドンでは馬車を引っ張ったりして客寄せパンダ的な感じで活躍した。

そして野生のクアッガは1861年に射殺されて絶滅。

飼育されたクアッガは1883年にアムステルダム動物園で死亡して絶滅。

『クアッガ・クローン再生計画』

1971年にはく製技師レインハルト・ロウ氏は皮に少しだけ残った肉片をみつける。

その肉片をカルホルニア大学の遺伝子学博士のオリバー・ライダー氏に送って調べてみると、サバンナシマウマと遺伝子配列がほぼ同じだとわかった。

こうしてクアッガ再生プロジェクトが1985年にケープタウンから北東200kmのところにある「フローリーケイト自然保護センター」で始まったのだ。

サバンナシマウマの中にはシマシマが中途半端なシマウマがいるため、それらのシマウマでクアッガを復活させるらしい。

確認はできてないが、かなり近いクアッガは生まれているらしい。


 

種類・奇蹄目 ウマ科 

食べ物・草。

大きさ・体長2.5m・肩高1.38m

 

生息地・南アフリカのサバンナ