有史以前に、フランスやスペインの南部からロシアの東部、中央部に存在していた最古参のウマ。
あのラスコーやアルタミラの壁画に描かれたウマの絵は、ターパンだと言うのが有力な説だ!
野生馬で気性は荒かった。
家畜馬のメスを奪い取るために家畜馬のオスに闘いを挑み殺す事もしばしばあった。
人間にとっては厄介な野生馬だったのだ。
そんなターパンがなんで絶滅したかというと・・・
害獣として撃ち殺された。
開拓するために草原を焼き払うため、生息地が狭まった。
家畜馬との交雑がすすみ、純粋種が減った。
などなど重なって野生馬は、1880年頃に絶滅。
飼育されていたターパンは、1909年にモスクワの動物園で事故死。
それが地球上で最後のターパンだった。
絶滅後に、ターパンの復活計画が3度実行される。
今みたいにDMAを操作してクローンを・・・みたいな感じではない。
似たような種類を掛け合わせて品種改良する方法。
①1930年代前半にはベルリン動物園とミュンヘン動物園でチャレンジ。
②1936年には、ポーランドの大学教授がチャレンジ。
③1960年代中盤には、アメリカでチャレンジ。
すべてのチャレンジで似たようなウマは製作したできたそうだ。
ターパンって、普通のウマみたいだし品種改良で何とかなると考えたんだろうか。
似たターパンはターパンじゃないけどね。
復活計画は、他にもクアッガやオーロックス、タスマニアタイガーなどおこなわれた。
全て似たような動物で終了した。
「似たような」で造られた生き物たちはその後どうなったのだろう?
種類・奇蹄目 ウマ科
食べ物・草
大きさ・体長2.3m,肩高1.3m
生息地・ヨーロッパの草原地帯。