ディノテリウム

体長5mは、歴代のゾウの中では最大だったデイノテリウム。

それ以上に特徴的なのが、あごの下から間違えて伸びたような奇抜なキバだ!

でも、このキバは単なる飾りではなかったようだ。

樹木の皮をむいたり!

 

土を掘り起こしたり!

 

物を持ち上げたり!

 

かなり便利なアイテムだったようだ。

キバの向きが内向きなだけに、攻撃のための利便性はあまり感じない。

鼻自体も今のゾウみたいに器用に使いこなせて、キバと巧く併用していたのであれば、厳しい自然界を生きることに関しては、そこそこ適用できたゾウだったのではないだろうか。

ただし、奇抜なキバにしろツノにしろ昔はあったのに、今生きている似たような種類には存在しないという事は、必要がないから退化したって事。

なので、デイノテリウムのようなアゴに奇抜なキバを付ける事は、意味が無いって事に気が付いたのだろう。

そんなデイノテリウムは、約100万年前には地球上から消えたのでした。


 

種類・ゾウ目 デイノテリウム科

食べ物・木の葉

大きさ・体長 5m

 

生息地・ヨーロッパ、アジア、アフリカ