ニホンカワウソ

カッパの正体はこいつ!。

 

ニホンカワウソが回りの様子を確認する時に2本足で立ち上がる。

その姿を見て「カッパ!」と見間違えたと言うのが河童伝説の始まりと云われているのだ。

さらに、カッパの目撃された場所とニホンカワウソが棲んでいた場所がほとんど同じ様な場所(位置)だったのだ。

 

そんなニホンカワウソは、生きる能力が、非常に高い生き物だった!

 

例えば・・・

目が良い。

 

耳が良い。

 

ツメが鋭い。

 

ヒゲが敏感。

 

鼻がきく。

 

泳ぎが上手い。

 

シッポが自由自在!

 

そして、1964年に国指定特別天然記念物まで上り詰めた、動物界の超VIPだったのです。

 

がっしかし、超VIPのはずなのに保温性の高い上質な高級毛皮を目当てに乱獲。

さらに、高度成長期の開発や農薬の排水で水質悪化して棲む場所も無くす。

超VIPが、じわじわと追い詰められたのです。

 

最後に人間の前に現われたのは、1979年6月に高知県の新荘川だった。

33年後の2012年8月28日に、とうとう絶滅種の仲間入りになったのでした。

 

もし、まだ生きているのなら二度と人間の前には現われない方がいいだろう。

現われた瞬間から超高額なVIP生物として密猟される事は確実だからだ。

 

バイバイ、ニホンカワウソ!


種類・食肉目 イタチ科

食べ物・魚など

大きさ・頭胴長64~82cm、尾長39~48cm

 

生息地・日本