1500万年前頃に、日本からサハリン、アラスカ、を通ってアメリカまで、半円を描くように海岸線に棲んでいた巨大なカバみたいな生き物。
体はカバみたいで、脚はワニのようだった。海岸を歩くときにお腹を引きずったのではないかと言う噂もあり。
また、同じ時期、同じ場所に似たような容姿のデスモスチルスと言う名の巨大なカバみたいな生き物も存在していた。
パレオパラドキシアとデスモスチルスの最も特徴的な所は歯。
一本の歯には数本のかっぱ巻き(鉄火巻きでもOK)が束になっているような奇妙な形をしていたのだ。
化石が初めて発見された時には「タコの吸盤の化石か?」とカン違いされたそうだ。
2種類にはちょっとだけ違いがあって、パレオパラドキシアの方が歯根が長く、歯の周りに歯帯という帯のようなものが巻いていたそうだ。
ほとんどピンとこない違いだけどね。
そんな、パレオパラドキシアとデスモスチルスは完全に、この地球上から絶滅してしまっていて子孫は残ってない。
1500万年前に生息1300万年前頃までに急速に絶滅
種類・束柱目 デスモスチルス科
食べ物・水中にもぐったりしてゴカイやコンブなどの海草や貝を食べていた。
大きさ・体長は1.5~2.0m。
生息地・アメリカのオレゴン州から南カルフォル二アまでと、サハリンから日本までの海岸線。水辺を好んでいた。