コスタリカのティララン山系に棲んでいたオレンジ色のヒキガエル。
コスタリカの固有種だ!
標高1,590mの常緑広葉樹からなる雲霧林(うんむりん)に生息していた。
雲霧林(うんむりん)って言うのは、熱帯・亜熱帯地域の山地で霧(下から見れば雲)が多く湿度の高い場所に発達する常緑樹林なんだそうだ。
要するにジメジメした霧の多い林。
そんな雲霧林(うんむりん)での生活は・・・
繁殖期にしか地上にいないで普段は地中に潜っていた。
外的から身を守るには安心だね。
なんで絶滅したかと言うと・・・
雲霧林(うんむりん)での無計画な開発や水質汚染で自然環境が変化。
雨量も激減して深刻な水不足になり絶滅したのではないかと考えられているのだ。
1987年には、1,500匹以上が確認されたけど、その2年後の1989年には11匹しかいなくなっていた。
1989年以降は誰もオレンジヒキガエルを見てないのだ。
それ以外にも、最近のカエル族はついてない。
世界の両生類種の30%に影響を与えているカエルツボカビ症。
世紀末的な病気で世界のカエル族の生息数は激減しているのだ。
日本ではカエルツボカビが昔から自然に存在していたそうだ。
日本の両生類は抵抗力を持っている可能性が高いため影響は少ないそうだ。
種類・ヒキガエル科
食べ物・昆虫
大きさ・オス4.1~4.8cm、メス4.7~5.4cm
生息地・コスタリカ(ティララン山系)