バライロガモ

バライロガモが棲んでいたインドのガンジス川北部は、ワニやトラなどの猛獣が棲む危険な地域だった。

なので、長らく人間が近づく事ができなかったのだ。

バライロガモにとっては、ワニやトラは最強のボディガードだったのだ。

 

そんなバライロガモの脇の下は、まさにバラ色だった。

 

そして、泣き声はこんな感じ。

 

そんなバライロガモ画、なんで絶滅したかと言うと。

近代になって、急速な人口増加で土地開拓が急速に進み、バライロガモが住む湿地地帯は水田に変化!

同じ頃に、猛獣も一撃で殺せる銃を人間が手に入れる。

永遠と思われたバラ色の安全地帯も、最強のボディガード達も銃の前では無力だったのだ。

バラ色の珍しいカモは、食料&羽毛目当てで狩られ始めて、インドのカルカッタ市場では1羽15ルピーで取引されたのでした。

時には、目立ちたがり屋の珍しい好きのセレブたちのステータスシンボルとして飼われることも多かったそうだ。

 

1915年には数がかなり少ななったけど保護活動をするどころか、市場では逆に貴重品として1羽100ルピーにまで価格がはねあがったのだ。


そしてバラ色のカモは、1944年に完全に地球上から消えたのでした。

 


種類・カモ目  カモ科

食べ物・植物食で、ウキクサ科の植物などを食べる。

大きさ・全長25cm~28cm

 

生息地・インドのガンジス川北部、ネパール中部、ミャンマー