ブタアシバンディクート

名前どうりに、ブタみたいな足でカンガルーみたいにピョンピョンとはねたオーストラリア固有の有袋類。

 

その昔、先住民のアボロジニたちは草地を焼いて畑にしていた。

焼いたあとには生えてくる新しい草が、ブタアシバンディクートにとっては絶好の隠れ場所だったのだ。

だけど、ヨーロッパの移民には焼き畑の習慣は無く、隠れ場所は徐々に減っていった。

さらにヨーロッパの移民が連れて来たヒツジやウシが少なくなった草を食い荒らしてしまう。

棲み難くなった土地にアナウサギが引っ越してきたのだ。

田畑を荒らすアナウサギを退治する目的で移民たちは罠を仕掛けた。

仕掛けた罠はアナウサギだけではなくブタアシバンディクートも罠の被害にあう。

そして、いろんな事が積み重なってブタアシバンディクートは地球から消えたのでした。


 

1907年に絶滅

種類・有袋目 バンディクート科

大きさ・ウサギぐらい

生息地・オーストラリア南部