ミイロコンゴウインコ

繁殖期以外は群れを作って、キューバの森で平和に生活していたインコ。

人に対しては、警戒心がまったくなかった。

17世紀のヨーロッパの金持ちは、全長50cmもある見栄えが豪華なコンゴウインコのために贅沢な鳥小屋を庭に建てたそうだ。

豪華な鳥小屋は、保護のためではなく、セレブの自慢話のネタのためだった。

綺麗な羽毛は、ルネッサンス期の御婦人達のオシャレなアイテムになり。

頭や舌は、珍味として人気があったそうだ。

鳥小屋のコンゴウインコを見ながら、「おいしゅうございますねぇ」とか会話しながら珍味を楽しんでいたのだろうか?

おぞましい。

 

需要のある豪華なコンゴウインコは、セレブのために乱獲。

1885年には絶滅したのでした。


 

種類・オウム目オウム科

食べ物・いろいろな木の実。水気の多いい果物も堅い木の実も食べる。堅い殻は強力なくちばしで割り、肉質のぶあつい舌で中身を取り出していた。

大きさ・全長45~50cm

生息地・キューバの森林。