ヒガシグリーンランドカリブー

北極圏にある世界最大の島グリーンランドに棲んでいたトナカイ。

グリーンランドの先住民は、食料と衣料にするためカリブー狩りを盛んにおこなった。

先住民にとっては、カリブーは生きるために大切な生き物だったのだ。

もともと数が少なかったヒガシグリーンランドカリブーは、徐々に数を減らしていった。

1823年頃には、ヒガシグリーンランドカリブーがあまり捕れなくなる。

先住民は、グリーンランドの北東部から移動。

おかげで、少なくなったが数は安定していた。

1899年頃、ホッキョクオオカミ(オオカミの亜種)がグリーンランドにエサを求めてやってきた。

ホッキョクオオカミは、とっても美味しそうなヒガシグリーンランドカリブーを襲い続けたのだ!

その結果、たった1年後の1900年には絶滅。

人間に数を減らされ、弱肉強食の世界で敗北したのだった。


 

1900年に絶滅

種類・偶蹄目 シカ科

食べ物・苔(こけ)

大きさ・全長170~220・肩高80~150・体重200~300kg

 

生息地・デンマークの自治領であるグリーンランド。