オオビシカイツブリ

棲んでいたアティトラン湖は、『世界で最も美しい湖』と呼ばれている。

アティトラン湖は、グアテマラを訪れた人の行ってみたい三大観光地のひとつだそうだ。

もう2つは、世界遺産になっているマヤ遺跡のティカル遺跡群とキリグア遺跡 だ。

標高1750kmの高地にあるアティトラン湖は、アメリカやカナダの人たちの避暑地として有名。

また60年代にはアメリカのヒッピーたちの聖地だったそうです。

 

おもに葦(あし)の茂みに巣をつくって生活していた。。

ただ、葦(あし)の茂みが生えていたのは100kmある沿岸の4分の1ほどしかなかったのだ。

 

観光地として人が集まりだして環境が悪化。

そして、1959年にオオオビハシカイツブリを含む水鳥の減少をみかねて、当時のグアテマラ大統領が水鳥類の捕獲が禁止した。

保護が始まってすぐの1960年に最強の敵が現れる「生態系を破壊する湖のギャング」と呼ばれるオオクチバスだ!

1965年には約80羽まで減少。

1973年には、オオクチバスの駆除の成果で約200羽まで回復。

1976年に起きた地震が原因で、水位が下がって湖の面積が減少してしまい生息場所が激減。

1989年に確認されたのが最後。

1994年、絶滅宣言。

 

人間の身勝手さと自然の怖さに絶滅してしまったカイツブリ。

今では切手になっているそうだ。

 


 

種類・カイツブリ目 カイツブリ科

食べ物・小魚や水生昆虫、エビ、カニ

生息地・中南米のグアテマラにあるアティトラン湖に住んでいた。