オークランドアイサ

最も特徴的なのがくちばし、ギザギザで細く不思議な形をしている。

太古の昔に絶滅した始祖鳥に似ているのだ。

 

翼は小さく飛べるには飛べたが、大空を自由に羽ばたくほど上手には飛べなかった。

水際で生活してた割には、泳ぎも下手だった。

非常に不器用な生き物だ。

なぜそんな不器用な鳥が生活できたかと言うと・・・

ギザギザのくちばしが魚を捕るのにとっても適していた。

それと棲んでいたオークランド諸島には、天敵の哺乳類がいなかったというラッキーな鳥だったのだ。

危機感のない生活が進化がストップさせたために、始祖鳥の親戚のような姿のままだったのかも知れない。

しかし、18世紀~19世紀に捕鯨船の寄港地になると状況は一転。

人間が持ち込んだクマネズミやブタなどの肉食系がタマゴからヒナまでバクバク食ってしまったのだった。

 

そして、1905年には絶滅したのでした。


 

種類・カモ目カモ科

食べ物・小魚類など

生息地・ニュージーランドの南方320kmのオークランド諸島。