ハシジロキツツキ


 

北アメリカでは最大のデカさを誇るキツツキ!

1967年にテキサスで観察されて以来、人間の前から姿を消したため1996年版の「レッドリスト」で絶滅種になったキツツキなのだ。

1998年にキューバ南東部のシェラ・マエストラで、1999年にはアメリカ合衆国バージニア州のパール・リバー野生生物管理地域で少数ではあるがハシジロキツツキの生き残りが確認された。

2000年版「レッドリスト」では近絶滅種として帰ってきた奇跡の鳥だ。

生態的には普通のキツツキと同じ。

樹木の幹に穴を開け巣をつくり、枯れ木や枯れ枝の樹皮の下にいる昆虫を食べるのだ。

巣穴は横穴を掘りそれから下向きにからだがスッポリ入るほどの産室をつくるため、かなりの大きな木(マツやオーク)が必要なのだ。

森林伐採で大きな木が無くなっていく現代。

ハシジロキツツキにとっては棲み難い世の中なのだ。

ハシジロキツツキの戦いはまだまだつづく・・・


 

キツツ目 キツツキ科

食べ物・昆虫など

全長50cm、くちばしは6.3~7.2センチ

生息地・キューバ南東部のシェラ・マエストラ・

アメリカ合衆国バージニア州のパール・リバー野生生物管理地域