右側のキバだけ長い。
右側の長いキバは、根元から130cmあった。
左側は全然無いわけではなく、25cmほどの短いキバは生えていたのだ。
アンバランスなキバはオスだけの物だ、メスには無い。
大きなキバやツノ、派手な羽などを所有している生き物は、ほとんどメスに対してのセックスアピール。
このオドベノケトプスの変則的なキバも、メスに対するセックスアピールだ!
攻撃する時の武器にも使用したと言う説もあるが武器としては使いずらいだろう、きっと。
泳ぐ時もバランスがとり難そうだ。
こんなアンバランスのキバが自然界で機能していたら、今頃似たような生き物で海がいっぱいになっているはずだ。
最近、見かけないのは、この進化は違う!って気が付いたのだろう。
530万年前~180万年前(新生代第三紀鮮新世)
大きさ・頭胴長2~2.5m
生息地・ペルー近海