テラトルニスコンドル

南北アメリカの大空を飛んでいたテアトルニス鳥。

テアトルニスは、2種類がいた。

ひとつは、普通サイズのテアトルニス・メリアミで翼の長さは3.3~3.6m。

そしてもう一つは、テアトルニス・インクレディビリス、またの名をテラトルニスコンドルだ。

名前の意味は「信じられないほどの怪鳥」。

テラトルニスコンドルという名前だけにコンドルの仲間と思われていた。

しかし、近年ではまったく違う種類だと言われている。

そんなテラトルニスコンドルは、高温の平原に発生する上昇気流にのって大空をグルグルと円を描きながら飛んでいたと考えられている

 

化石が多く発見されたのが、ロスアンゼルス近郊のランチョ・ラ・ブレアのタール坑である。

ここは、同世代のアメリカマストドンサーベルタイガーなどの哺乳類が発見された事でも有名な所。

 

絶滅の原因は、哺乳類の死肉が食料だったテラトルニスコンドル。

洪積世(こうせきせい)の後半には大型の哺乳類が姿を消して食料不足になった事がひとつの原因と考えられている。


 

1万年前年に絶滅

種類・タカ目

食べ物・死んだり死にかかった動物の肉(死肉食性)

大きさ・翼の長さ5.1m、体重は20kgをはるかに超えていた。

 

生息地・北アメリカと南アメリカ