メキシコハイイログマ

グリズリーの仲間のなかでは、一番の小型だったが、それでも体重は200kgはあった。

自然界で生き残る能力も高く、全力で走ると約65kmも出たという説あり。

 

鋭いツメも凶器としては有効!

そんな優秀なメキシコハイイログマを、アメリカ先住民インディアンたちは、「強さと独立心」の象徴として存在を認めていた。

1900年代になると、スペイン人がアメリカ大陸に、夢を求めて大移動。

外様のスペイン人達は、「いつかは我々に襲い掛かってくる恐ろしい猛獣」という被害妄想的な感覚でメキシコハイイログマをに恐怖を感じていたのだった。

動物保護という考えなど、まったく無い時代。

人間の強さを見せつけるかのように、銃で撃ち殺されたり、毒殺されたりして大量に虐殺されたのだった。

 

1960年にはメキシコのチワワ山に30頭だけになり、1964年に2頭の子連れのメスが撃ち殺されてメキシコハイイログマは、永遠に地球上から消えてしまったのでした。


 

種類・食肉目 クマ科

食べ物・バイソンやシカなどちょっと大きめの動物から穴の中で暮らす小動物、魚や木の実など空腹をみたすなら何でも食べていた。

大きさ・グリズリーの仲間のなかでは、一番の小型だったが体重は200kgはあった。

 

生息地・カリフォルニア州からメキシコまで住んでいた。