ケナガマンモス

みんなの記憶の中やアニメや漫画などに登場するマンモスのイメージは、このケナガマンモスだろう。

マンモスが、現在生きてるアフリカゾウやアジアゾウの祖先と思っている人が多いけど、直接には関係ない別の種なのだ。

大きさも物凄くデカいイメージがあるけど、アジアゾウと同じくらいの大きさだった。

マンモスの絵やイラストといっしょに描かれる原始人が小さいのと、立派なキバのイメージから、マンモスはデカいっていうイメージが強いのかもしれない。

 

そして、ケナガマンモスの同期は、かなりの個性派揃いだ。

下記の画像左から、原始人、「巨大ナマケモノ」メガテリウム「世界一の巨大ツノ」オオツノジカ「史上最大のネコ科」ドウクツライオン「ユニコーンの正体」ケブカサイ「死肉を食うコンドル」テラトルニスコンドル「最強のネコ科」サーベルタイガー。豪華!生き抜いた人類は偉い。

 

最近では温暖化の影響で、ロシアなどの永久凍土が溶けて凍結マンモスが発見される事が多くなった。

だけど、絶滅した原因は今だにハッキリした定説が無いのだ。

 

だけど仮説は沢山ある、例えば・・・

仮説①・氷河期末期の気候変動によって普段食べていた草木が激減してしまい食糧難で絶滅してしまったという説。

 

仮説②・人間が連れてきた家畜から伝染した伝染病説。

 

仮説③・人間による狩猟説。などなど。ケナガマンモスは後期旧石器人と同じ時期に生きていたが、その後期旧石器人によるマンモス狩りが原因とも言われている。

 

この時代には、1000年間に50万頭のマンモスが、300万人以上いたとされているマンモスハンターに狩られたそうだ。

東部ヨーロッパの遺跡には、マンモスハンターに狩られたマンモスの死骸が山積みされていたそうだ。

 

そんなマンモスハンターは、マンモスの皮や骨で家を作っていたそうだ。

 

日本で発見されたマンモスの化石は13点ある。そのうち12点が北海道で、残り1点は島根県にある。

バイバイ、ケナガマンモス!


 

種類・長鼻目 ゾウ科

食べ物・カバの木、コリヤナギ、マツの葉や枝など

大きさ・全長5.4m、肩高2.75~3.5m

 

生息地・ヨーロッパ、アジア、北アメリカ