寒い場所の生き物は、暑い場所の生き物より、体がデカくなるって言うのがベルクマンの法則だ。
アフリカ大陸の真ん中を走る暑い赤道の近くに棲むライオンよりも、ちょっと涼しい南に住んでいたケープライオンは、ライオン史上最大級のデカさだった。
この法則は人間にもあてはまるのです。
今やモンゴルに占拠された日本の国技大相撲は、その昔(昭和のころ)体の大きな新弟子を探すためには親方連中は迷いも無く、青森、北海道。。。と日本列島でも寒い北国にスカウト活動しに行っていたもんだった。
そのため一昔前の横綱、大関は北国出身が多かったのだ。
その逆に、南の温暖な地域である沖縄などからは、デッカい相撲取りでなく、階級が軽い優秀なボクサーなどが生まれてくることが多いのだ。
世界のクマも暖かい地域に棲息するマレークマの全長は1.5mだけど、寒い地域のホッキョククマは軽く2mを超す大きさだ。
まさにベルクマンの法則なのだ。
っで、ケープライオンの特徴は、たてがみが頭から腹まで覆っていて、胴長で短足だった所だろう。
詳しい資料がほどんど残ってない絶滅動物だけに、記憶からも消えかけている絶滅種だと言えよう。
1865年に絶滅
種類・食肉目ネコ科
食べ物・血の滴る肉
大きさ・体長2.6mで尾長90m
生息地・南アフリカ