名前のエゾナキウサギを言い替えると、「北海道の鳴くウサギ」。
北海道は昔「蝦夷」と呼ばれていた。
そして、このウサギは甲高い鳴き声でよく鳴くのだ!
オスは「キィッ」または「キチィ」と鳴く。
メスは「ピュー」「ピィーッ」などの伸びのある発声で鳴くのだ。
体長が10~20cmほどしかないので、ウサギというよりネズミみたいである。
そんなエゾナキウサギが発見されたのが、1928年(昭和3年)。
昔の文献や伝承では、一切登場してこなかったこのエゾナキウサギ。
でも、北海道の先住民であるアイヌ民族の人々は、エゾナキウサギの存在は知っていた。
北海道置戸のカラマツの苗木が動物に齧られる被害が発生!
謎の害獣として噂になる。
そして、1928年(昭和3年)10月に北海道置戸で捕獲!
『小樽新聞』に「置戸で捕へた珍獣」という見出しで掲載される。
珍獣と言う割には見た感じあまり珍獣ぽくないけど。
っが、しかし!実はこのウサギは、250万年前の氷河期には誕生していたという哺乳類なのだそうだ。
キャッチフレーズが「生きた化石」、シーラカンスやライチョウとかぶるけど気にしない!
2006年には、絶滅危惧種の印籠でもある「国の天然記念物」の署名活動が起こったが、残念ながら見送り。
今後の動きに注目だ!
ちなみに、寿命は4~5年程度。
エゾナキウサギの戦いは続く・・・
種類・ウサギ目ナキウサギ科
食べ物・植物食で、葉や茎、花、実など。
大きさ・10~20cm
生息地・北海道、発見されたのは北海道置戸。
※立体の大きさはこれです!