ジャイアントモア

絶滅動物の中では、ドードーと同じくらい名前が知られている絶滅動物。

最大の特徴は、全長3m60㎝で地球史上もっとも背の高い鳥だった。

同じ種類のモアと比べても最大。(↓の画像参照)

 

鳥だけど、羽は退化して飛べなかった。

 

そんなジャイアントモアが棲んでいたニュージーランドは、「鳥の楽園」と呼ばれた。

危険な肉食系の哺乳類が存在してなかった平和な島では、空に逃げる必要が無かったのだ。

だから飛ぶ事を忘れたのかも知れない。

今のニュージーランドにも、キューイやエミューなど飛べない鳥は多い。

大昔そんな鳥の楽園に、船に乗って移住してきたマオリ族。

マオリ族の挨拶は、鼻と鼻をくっつけて「キア、オラ」。

 

日本人には無理な挨拶をするマオリ族は、ニワトリの卵の20倍以上大きいタマゴを栄養源に、肉を食料にしたのです。

 

 

そのマリオ族が、ジャイアントモア を狩る時におこなった代表的な方法が2つ!。

ひとつめは、羽が退化してその代りに進化した強じんな脚に棒でガツン!と一撃をくわえて地面に倒し、自由をうばってから頭などをボコボコに殴り殺すというエグイ方法。

 

もうひとつは、モアが食後に消化を助けるために石を飲みこむ習性を利用して、焼いた石を飲みこませて腸を焼いて死ぬまで待つという残忍な方法だ。

 

絶滅した原因は、乱獲だ。

「モアハンター」というジャイアントモア専門のハンターが現われるくらい需要があったのだろう。

 

1500年代よりも前には、絶滅してしまったと云われるジャイアントモア。

現在も映画の撮影に使われるほど大自然が残るニュージーランドでは、今のどこかで生き残っているという伝説があるのだ!。

 

ジャイアントモアを探すツーアーなど、ちょっとビジネスの臭いはするけどね。

 

こんな話もある・・・

1937年にクライストチャーチから北に30kmのノースカンタベリー地方にあるピラミッドバレー沼でたくさんの種類のモアが化石で発見された。

モアたちは沼にはまった状態のままなのか、すべての骨は立ったままのカッコウで発見されたのだ。

1949年までに140体のモアが発見された。

発見されたモアの内訳・エレファントモア属14体、ジャイアントモア44体、オオアシモア12体、ホソモア70体

 

バイバイ、モア!


 

種類・モア目   オオモア科

食べ物・歯はないがシダ類や木の実を食べていた。

大きさ・身長360cm・推定体重250kg

 

生息地・ニュージーランド

 

※立体の大きさはこれです!