クニマス

 

1940年に田沢湖に建設された水力発電所。

次第に酸性の強い水を田沢湖に流し始める。

数年後には田沢湖に棲んでいたクニマスは絶滅。

 

しかし、絶滅をする少し前に人工孵化(じんこうふか)の実験のため琵琶湖、本栖湖、西湖 (富士五湖)や長野県、山梨県、富山県に発眼卵を送った事がわかる。

田沢湖町観光協会はクニマスを復活させるプロジェクトを発足。

1995年11月から100万円、1997年4月~1998年12月まで500万円の懸賞金を懸けてクニマスの大捜査をした。

しかし、田沢湖に2度とクニマスが帰ってくる事は無かった・・・

って思われていたけど、卵をまかれた山梨県の西湖で2010年12月にクニマスが再発見!

実に70年ぶりの再登場なのです。

絶滅した魚類が蘇ったのは初めて。

ほとんど資料が無かったクニマスだったけど、全体的に黒いのには驚き。

ほとんど普通のマス!?

釣り人も、黒い魚を「また黒マスか」って言ってリリースしていたそうだ。

だけど・・・その昔、米一俵とクニマス一匹が同じ価値があると云われた超高級魚。

早いとこ国の天然記念物にしないと全部釣られちゃうぞ!

そしてクニマス丼始めましたの看板が出てきちゃうぞ。

クニマスの戦いはまだまだ続く・・・


 

種類・サケ目 サケ科

食べ物・岩に付いた藻類やプランクトンなど。 

大きさ・体長30~40cm

 

生息地・秋田県田沢湖のみに自然繁殖していたが、今は山梨県の西湖に棲んでいます。

 

立体の大きさはこれ!