江戸時代の日本列島のまわりには、ビックリするぐらいの沢山のニホンアシカ棲んでいた。
皮や脂がいろいろな物になったアシカは、江戸時代の人々には身近な生き物だった。
アシカ漁もその頃から盛んになったようだ。
1900年の初期、明治になる頃には、日本の回りにいたアシカも、島根県の竹島(韓国風には独島)近辺の海にしか居場所が無くなってしまう。
今なら、速攻で保護するような案件だけど、当時はその逆だった。
1905年には残り少なくなったアシカを猟するために竹島に「竹島漁猟合資会社」が設立されたのだった。
戦後になると竹島が韓国によって要塞化される。
何とか生き残った少数も完全に生息地を奪われてしまったのでした。
その後、1974年(昭和49年)に北海道の礼文島で幼獣一頭が捕獲される。
1975年(昭和50年)に竹島で韓国の自然保護団体が目撃!
しかし、それ以降は人間の前から完璧に姿を消す。
1991年にはとうとう当時の環境庁が絶滅宣言をだしたのでした。
ただし、千島列島やロシア領カムチャツカやサハリン南部などの国際情勢的がややっこしい海に引っ越したと言う噂がチラホラある。
本当だったら二度と日本の海にはやって来ないほうが身のためだ。
バイバイ、ニホンアシカ!
種類・食肉目 アシカ科
食べ物・イカやタコが大好物、魚も食べていた。
大きさ・体長オスで200~250cm、メスで150~180cm。体重はオスで180kg、メスで90kg
生息地・日本近海
※地図の倍率を上げると出てくるリアンクール岩礁とは・・・・「竹島」は日本における呼称で、韓国・北朝鮮では「独島(獨島、トクト、독도、Dokdo)」、第三国では中立的立場から「リアンクール岩礁 (Liancourt Rocks)」などと呼ばれている。ニホンアシカ達にはどうでもいい話だ。